Living is not living.

東奔西走したくはないのだけれど。

JH AUDIO "MICHELLE"

 THE SIRENシリーズのエントリーモデル

アユート Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES Michelle MICHELLE

アユート Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES Michelle MICHELLE

 

 以前の投稿記事のとおり、ただいまAngieは修理中。待っている間、久しぶりにSHURE SE846を出して聴いていました。それなりに落ち着いて修理を待てると思っていたのですが、どこからか天のお告げが。「この際、MICHELLEを試してみては?中古ならお安いはずよ」

早速、ネットで検索してみると、ありました状態のいい中古品。お値段は、新品の4割引といったところです。

レビューを同時に色々読んでみると、Angieの音は期待しない方が良いようで、しかし毛色の違う良い音を鳴らすとのこと。

実はSE846のAngieと比べての欠点として、高音域の刺さりがあって、それがどうしても気になっていたのです。低音域の表現も、僕はJH AUDIOの方が好みです。

そこで、「Angieが戻ってきたら、また中古で売れば良い」と、待ち時間のコスパを考えて購入に至ったのです。

Angieとは違うが、想像以上の高音質。

届いて、早速聴いてみました。びっくりしたのは、音のメリハリの良さ。3ドライバー構成ながら(Angieの半分)音の分離がきちんとしていて、高・中・低域がクッキリと聴き分けられ、それでいて全体としてのまとまりも良い。

これは買って正解と、一聴して思いました。

Angieのような音の濃密さはさすがに無いのですが、SE846と比べると、僕はこちらMICHELLEの方が好みです。THE SIRENシリーズのエントリーモデルとしての位置付け、価格はSE846の半分ほど。エントリーモデルとは侮ってはいけない、かなり良い音です。

購入当初に思っていた、Angieが返ってきたら売ろうというのは保留して、使い分ける道を考えてみたいと思います。

「run」CD

CDを制作しました

f:id:iksk_e:20171113201123j:image f:id:iksk_e:20171113201141j:image f:id:iksk_e:20171113201158j:image

 

箱根駅伝を走ることになった友人に、アップの時に聴いてもらえればと作った曲を、15年以上の歳月を経て、intext(京都)・illmore(大分)・Inner Science(東京)にリコンストラクトを要請し完成した、オリジナル曲とリコンストラクト曲の計4曲を「run」CDとしてリリース致します。

・ 内容
1. run (2:09)
2. run intext reconstruct (5:46)
3. run illmore reconstruct (3:26)
4. run Inner Science reconstruct(4:04)

・価格 ¥1,000円(税込)

・試聴はこちらより
https://soundcloud.com/keisuke-itai/run_summary

 

・お買い求めは以下よりお願いいたします

BASE (ネットショップ)
https://keisukeitai.thebase.in/items/8812038

 

・アーティスト情報

KEISUKE ITAI
詩、俳句、フィクション小説など、主に文芸での活動を軸とする。2016年 短編小説「Eye-the here and the beyond war」、2017年 詩集「MULTIVERSE」を出版。湯布院俳句同人誌「あまのがわ」、東京都根津「晴れ晴れ句会」所属(2017年現在)。

 

intext

外山央、真下武久、見増勇介によるグループ。メンバーが個別でデザイナーやプログラマーとして活動する中、そこから生まれた興味や解決の難しい問題などを取り上げる。言語、文字、書法、印刷、読書などに通じる一定の様式をユニークな視点で捉えなおし、新たなコミュニケーションの可能性を基軸にしながら国内外で展開を続けている。
主な展覧会にHOPE? (Post Territory Ujeongguk|韓国|2017)、Abad Photography (Galeri Nasional Indonesia|インドネシア|2016)、vanishing letters (Standing Pine|愛知|2016)、交, 향 –Graphic Symphonia (国立現代美術館ソウル館|韓国|2015)、VOLTA 11 (MARKTHALLE|スイス|2015)、phono/graph (ギンザ・グラフィック・ギャラリー|東京|2014)など。

ホームページ
http://www.intext.jp

 

illmore

大分を中心に活動中のトラックメーカー・DJ。2017年、MC松島との共作『ビューティフル・ネーム」、自身初のフルアルバム『mood』をリリース。企業CMの楽曲を多数手がけるなど、音楽活動をマルチに展開中。

 

Inner Science

西村 尚美によるソロ・ユニット。浸透するように透明できらびやかな音色とメロディー、そこに拮抗する振り幅の広いリズムを操り、色彩豊かで独特な世界観のインストゥルメンタル/エレクトロニックミュージックを産み出す。それら自作楽曲の音色がフロア中を満たす没入感あふれるライブと、様々な楽曲を大胆に紡ぐスタイルのDJプレイを各地で展開中。
近年では、Black Smoker Records音源のみを使用したサウンドコラージュ作「Black Assembles」、オリジナル楽曲を2曲収録したデジタルシングル「Single Compression 4」、自身のアンビエントミュージック作品をコンパイルした楽曲集「Ambient Variation」、自作音によるサウンドコラージュ集「Assembles 9-12」をそれぞれリリース。また、イタリアの音楽家・Gigi Masinによる名曲「Clouds」や、アンビエントユニット・Unknown Me「Blended Screen」のリミックス制作など、さまざまな活動を続ける。

ホームページ
http://www.masuminishimura.com

 

リターン to SHURE SE846

愛機 JH AUDIO  Angieが修理の為、手元を一旦離れるので、SE846を久しぶりに聴いてみている。

濃密なAngie、クリアなSE846。SE846も全然悪くないと改めて実感。

音場の広さ、低音域の出力ではAngieに圧倒的に軍配が上がるが、輪郭の明瞭さ、着け心地の軽やかさではSE846の方が心地よさを感じる。改めてこの軽量ボディでの高音質を表現するSE846の魅力を再評価しているところです。(サイズ的にはAngieの二分の一、ドライバーの数も二分の一)

 

JH AUDIO Angie【カスタムIEM】

上を見ればキリが無い。だけれど、やっぱり高質なものへの憧れがある。言葉だけじゃ物足りない。手にしてみて、やっと分かる価値があるから。
まだ届いて1週間くらいですが、SE846を最愛していた自分が可愛く懐かしく思います。カスタムIEM(イン・イヤー・モニター)に遂に到達しました。
Ultimate ears、Westoneなど、数あるカスタムIEMの中から吟味して選択したのが、JH Audioの「Angie」です。
音楽人生が変わりました。心から買って良かったと思える機種で、手持ちの楽曲を再び楽しみ直しています。ハイレゾも充分いけます。
Angieにして良かった。もっと早くカスタムIEMの魅力に気づけば良かった。でもこれは手にしたからこそわかる実感であって、実際、届いて音を聴いてみるまでは分からないものでした。
僕の音楽人生を変えてしまった、JH Audio「Angie」のささやかなレビューです。

f:id:iksk_e:20170823114125j:image

カスタムだからこその注文時の手間、届いた時の非常な喜び

カスタムなので、機種を選択した後、自分の耳型を採ってもらって、お店に送ります。送られた耳型は、お店からメーカーに送られ、自分の耳型に完全にフィットする、世界に一つだけの自分専用の機種が出来上がります。
耳型だけを採ってくれるメガネ屋は地方には無く、たまたまメガネ屋の店長を義理の弟がしているので、無理を言って頼んで採ってもらいました。
いざ採れたと思って、お店に送ってみると、ちゃんと採れていなという様々な理由から、採り直しを3度しました。その期間、約3週間、早くAngieの音を聴きたいのに!、とてももどかしい時間でした。

いざ耳型が正当に採れても、カスタム、オーダーメイドなので、メーカーで作られる期間が更にかかります。実際、お店から「納期の目安は4ヶ月です。」というメール。修行を告げられた心地がしたものです。
届くまで、手元のSE846を引き続き愛聴していたのですが、なんだか前より良い音をしていないような・・・、人間の心理って不思議なものです。これ以上に良い音が聴けるものがあると知り、それが手に入ると思うと、そんな風に感じてしまうものでした。
納期4ヶ月と首を長くして、余暇には購入者のレビューを再読しながら、ヨダレが垂れるのを我慢してたものです。ただ、他の方の同機種のレビューで、自分は予定より早く届いた、というものがあったので、もしかしたら自分のもそうでありますようにと、念じ続けました。
そうしたところ、店員さんもびっくりの、1ヶ月で届いたのです。発送メールが届いた時には驚きましたが、やりました。しかも、暇になるお盆休暇の前に届いてくれたのです。お盆期間中、10時間と言わないほど、音楽漬けの日々でした。それは今も変わっていませんが。。

''一聴惚れ''すぐにAngieの魅力にとりつかれて

届いた黒い箱、ネームの入った赤い缶の中に当機種が入っていました。早速取り出して耳につけると、すごい遮音性。耳にぴったりとハマり、外部の音をほとんど遮音します。
おそるおそる、第一曲目をかけました。世に一目惚れというのがありますが、正に一聴惚れ。ユニバーサルの一般販売されているイヤホンとこんなにも違うのかと驚きました。音が濃ゆく、濃密。解像度は半端なく高く、音の質感が見違えたように聴こえます。
Angieは、高音域のことを評価するレビューが多いのですが、確かに高音域は天井が無いほど伸び、中音域もとても魅力的な音、ボーカルものだと近すぎず遠すぎず、完璧な定位感です。そして、期待していなかった低音域も、SE846と同等かそれ以上に深い音を聴かせてくれます。
その後、クラッシックやジャズやポップス、あらゆるジャンルの音源を聴きましたが、どの曲も見違えたように聴こえました。心から買って良かったと思った瞬間でした。

f:id:iksk_e:20170823114619j:image

音楽ライフを末長く共にしたいイヤホンに巡り会えた

トータルとしてのクオリティは、ユニバーサルのイヤホンとは次元が違うものと思っています。カスタムならではの、自分だけにぴったりな耳型のイヤホンは、所有感も高品位です。自慢はしませんが、このカスタムのイヤホンを持っているという喜びに毎日新鮮に音楽と向き合えます。
これを書いている時点で、エージングが200時間を越え、音質が更に磨きがかかった音に変わりました。少しでしゃばり気味だった低音域がシャープになり、中音域はますます輪郭が明瞭になり、高音域はさらに伸びるようになりました。
思い切って、ユニバのイヤホンから、カスタムのオーダーメイド・イヤホンにシフトチェンジしてみたのですが、コスパでいっても、現時点でとても、とても満足しています。
一生もの、最低でも10年は共に音楽ライフを満喫できるイヤホンに巡り会えたことに、音楽を愛する者の1人として、とても感動している次第です。

SHURE Lightning変換ケーブル DAP内臓

iPhone7からは、オーディオ端子が無くなり、イヤホンやヘッドホンもライトニング接続できるものか、ワイヤレスのものしか使えなくなった。
このケーブルは、ShureのイヤホンSEモデルのヘッド部分をこれに接続して、ライトニング接続でiPhoneiPadの音楽を聴けるように、という物。

 

 

DAPが内蔵され、ハイレゾ再生にはもってこい


SEモデルを使っていて、ライトニングしか接続部が無くなったiPhone7使用者にはよちろん恩恵が受けられるケーブルなのだが、実はライトニング接続できる端末を持っている人にも音質の面で恩恵がある。
ステレオミニプラグで接続する今までのアナログ方式より、ライトニングで接続するデジタル方式の方が、電気性能的にノイズも入らず、音質がいいのだ。
この細いケーブルの中には、DAP、デジタルオーディオアンプも内蔵されていて、48khz/24bitまでのPCM音源再生に対応しているので、ハイレゾ再生にはもってこいなのだ。
siriや再生を制御するコントロール部と、マイクも備わっており、アナログの標準ケーブルより使い勝手もいい。

さて、実際聴いてみた感じは、普通の標準フォーマット、AACなどを聴いている分には、その向上している要素はイマイチ分からなかったが、ハイレゾ音源を再生した時に、このケーブルの真価が発揮された。
音圧が上がり、低域部分が強くなり、解像度も高くなっていると感じた。アナログケーブルだと、音が濁っていた部分が明瞭になり、気持ちよく聴ける。
実はこのケーブル、本体代がイヤホン1本分くらいするのだが、それを差し引いても、このケーブルに変換して使う価値があると感じた。素晴らしい。

バッテリー消耗は最低限

難点があるとすれば、ライトニング接続ゆえに、充電しながら聴くといったことができない。ケーブルへので現供給はiOS端末からなので、バッテリーの減りが少々気になるところだ、使ってみた感じは、それほどバッテリーに負荷をかけていないという感じだ。

何よりイヤホンのヘッド部分を差し替えて使うので、今まで使い慣れたヘッドで、高音質が担保されたまま、更に音質が良くなるとくれば、このケーブルを使わずにはいられない。

 

B&W P9 Signature【ヘッドホン】

自分史上最高音質のヘッドホン

 

そろそろゼンハイザーHD25より、高音質のヘッドホンが欲しいと思っていた。某専門店に電話して「10万円クラスで、iPad直挿しでも音量が取れるいいヘッドホンを紹介してください」と尋ねたところ、このB&W P9をオススメされた。

 

Bowers & Wilkins p9プレミアムヘッドフォン、ブラウン

Bowers & Wilkins p9プレミアムヘッドフォン、ブラウン

 

 

その店員さんの言うことを信じて、試聴もせずに購入。到着までおそるおそる待った。

2日後に到着して、いざ付けてみる。本体は400gと重たいが、着け心地はとても良い。今のところ3時間以上聴いても、耳が痛くなったりしたことが無い。

本体はイタリア製の革張りで、B&W社50周年モデルにふさわしい豪華?な佇まい。モデル名の「Signature」は記念モデル(50周年の)という意味だそう。

「こういう記念モデルに限って、手が混みすぎてて逆に音が良くなかったりするんだよな」と半ば思いつつ、ヘッドホンをiPadにつなげて音源を再生して見た。

ちなみに、僕はポータブルアンプや、高音質プレイヤーは使わないたち。かさばるし、あくまでもiPadに直挿しで音が良いかどうかが大事になってくる。

高域と中域、低域のバランスがいい、Coccoの「星に願いを」を掛けてみた。出だしのギターのディストーションとベース、ドラムが入ってくるポイントで、素晴らしく感動した。

低域と中域のなめらかさ、高域はエージングで改善

まず低域の出がいい。ハウジングが物理的にブルブル震えるくらい、深い音を鳴らしてくれる。ボーカル、中域もストレートに鳴っている。歪みもなく、かといって過度に補正された音でないことが分かる。高域はイマイチ出力が弱いようだ。(後でエージングで出力が上がることが分かった)

他の曲も聴いてみた、Jazzやハードロック、EDMやクラッシック。どれも素晴らしく再生能力が高い。バランスがとても良いし、気持ちの良い音を聴かせてくれる。外見に似合わず、歪みの多いハードロックも上品にならず、過激に鳴らしてくれる。クラッシックはまとまった音を原音通りに再生してくれる。Jazzに限っては、これでもかと良い音を、EDMは音質のいい低音が響いて鳴って聴かせてくれる。

ジャンルで言えば、オールマイティなヘッドホンだ。苦手なジャンルが無い。中域から低域にかけての表現は絶妙で、今まで手にしてきたイヤホン・ヘッドホンの中で一番綺麗なつながりを聴かせてくれる。素晴らしい。

1つ弱点だった、高域の出力、量もエージングが50時間を越えたあたりから、改善されるようになった。低域や中域に負けず劣らず、主張し、かといってキンキン刺さるような音では無い。ヴァイオリンの音などは、伸びるところまで伸びて、綺麗に収まる。前代のP7もエージングで音が変わった機種だというから、もう50時間、トータルで100時間聴かせたら、どんな音になるのか楽しみだ。現状でも買って良かったと、大満足の音を鳴らしてくれている。

イヤホンはSE546、ヘッドホンはB&W P9

音質は完璧、弱点が1つあるとすれば、その大きさだろう。他のヘッドホンに比べて、着けた時の見た目がかなり横に大きく見える。「ポータブル」と謳っているが、このサイズと見た目では、ちょっと外に気軽に持ち歩こうという気にはなれないだろう。ただ、それを抜かせば、このB&W P9は、10万円でも安すぎると思うくらい、本当に良い音を奏でてくれる。リストにある曲を、ほとんど全部聴き直してみたけれど、全て今までとは音質が向上して聴こえた。

余暇に他の方のレビューを見てみたが、やはり総じて評価がすこぶる高い。一点、「高域が」というのをよく目にするが、これはエージングでかなり改善されるので心配ない。

イヤホンも含めて、これまでのヘッドホンの中で一番音質の良い機種だと思っている。SHURE SE846もやはり良いけれど、音場の広さでは、やはりヘッドホンには少し及ばないところがある。

シチュエーションに合わせて、このB&W P9と使い分けていきたいと想う。

 

【追記】

最初から付いていたiPhone専用のケーブルから、ふと思って、付属の標準ケーブルに変えてみた。

そうしたところ、明らかに音質が向上した。低域はシャープに、高域はもっと伸びるようになった。やはり、いらない機能を付けた分、音の少々の劣化を余儀なくされていたのかな。ここまで、音が違うなんて、もっと早く気づけば良かった。

SHURE SE846 (改めて)

ハイエンドのイヤホンを改めて紹介。
ケーブル接続の、SHURE SE846。以前ご紹介したSE215が低音域に特化したモデルだったがSE846はSHURE社の持つ技術を総動員して作られた、フラッグシップモデルだ。

 

 

ハイエンドのイヤホンを購入、しかし


まず驚きなのは、イヤホンで値段が100,000円を超えるところだ。本当にそれだけ払って良い音を聴かせてくれる価値があるのか、やはり懐疑的になるのは当然だ。当の僕も購入にあたって様々なレビューを読み漁った。そのどれもが「SE846は音が抜群にいい」とお墨付きを与えていた。
僕はちょうど居住環境が変わる頃で、終始何もなさそうな施設に入るに当たって、何か1つ楽しみがあっていいだろう、音楽を聴いて一日中過ごそう。そう考えて高価なSE846を購入することに決めた。これまでの音響機器の値段とは桁が1つ違うのでとても勇気がいった。
正規代理店になっているAmazonで購入した。手元に届いて驚いたのは箱の大きさだ。イヤホンの箱とは思えない重厚感もある。おそるおそる開封してイヤホンを取り出す。(取り出してもらう)いざイヤホンが出てくると、耳に装着するイヤホン本体も大きい。iPadにつないで、耳に所謂SHURE掛けで装着する。そして、いざ音を流してみた。「ん?何だこれ、普通の音じゃん!?」これが僕の第一印象だった。
(でも実はこの「普通の音」を再生する貴重さは、計りし得ないものがあると後で気づく。)

 

音の明瞭さ、分解能の高さ

 

がっかり半分、それでも色んな音源を聴いてみた。ロックやテクノやポップス。やはりどれを聴いても普通の音だ。自分の中でハイエンドの製品をせっかく買ったのに、勿体無い気持ちでいっぱいだった。
次にクラッシック、ベートーベンの「田園」を掛けた時、突如このSE846の素晴らしさに気づいてしまった。とても、とてもナチュラルなのだ。鳴っている音が綺麗に分離し、聴きごごちがとても良い。ヘッドホンの様な音場の広さも感じる。伸びる音は伸び、止まる音は止まる。原音に忠実なのだ。「田園」の光が満ちていく光景まで思い浮かぶ。そして改めて他の曲たちを聴いてみたら、やはり、とてもとてもナチュラルな音。一切のチューニングを施してないかの様なクリアさ。音の分離がとてもいいので、どこから何が鳴っているかが手を取る様に分かる明瞭さ。
このSE846、高音・中音・低音にそれぞれ1つずつBAドライバーが付いていて、更に低音を補強するために、他とは混ざらない音が出る様、ローパスフィルターが付いている。だから、使っているうちにエイジングされ、低音域の表現が大胆に印象的になってきた。クラッシックは元より、オールジャンル聴いていて気持ちの良い音を聴かせてくれる。それも原音に忠実なある意味普通の音を。

 

一生使い続けられる、オールマイティな一本


振り返って今まで持っていたイヤホンが、どれくらいチューニングされ味付けされていたかが分かった。だから、本来は逆にそのことに驚かないといけなかったのだ。過度に高音が強調されたり、低音が極度にブーストされていたり、それで他の帯域の音が聴こえなくなっていた。でもこのSE846は、全帯域の音を満遍なく鳴らしてくれる。強いて言えば低音を強調している様にも聴こえるが、ただ低音がしっかりしていることによって、その上の音の鳴りがとてもいいのだ。後で気づいたが、最初、普通の音に聴こえたのは、このSE846のおそろしくクリアな高解像度によるものだった。とにかく原音をこれでもかと分解し、組み立て直して1つの音として聴かせてくれる。心底恐れ入った。

購入してから、約2年ほど使っているが、エイジングで音はどんどん良くなり、これほどの分解能を持ち、ナチュラルサウンドを聴かせてくれることに、大きな出費だったけれど、日割り計算で考えればと大満足している。他に目移りする機種も今のところ全くない。もしかして、ミッドクラスのSE535なとを買っていれば、やはりその上が欲しくなったかもしれないが、SE846はハイエンドで、その上は無いのだ。

ミッドクラスのものと、このハイエンドが、数万円の価格でこれほど音が違うとは思ってもみなかった。
SHURE SE846、心底恐れ入った。一生の宝物として大切にしようと思う。

SHURE SE846
星🌟⭐️🌟⭐️⭐️5つです

 

Shure シュア | SE846高遮音性イヤホン