Living is not living.

東奔西走したくはないのだけれど。

「Tuesday Wonderland」 e.s.t 【JAZZ】

現代ジャズの名盤

 

Tuesday Wonderland

Tuesday Wonderland

 

 

プレイヤーの風情と心意気が一音一音に深く刻まれている。

これを名曲と言わずに、何をか言わんや。
ドイツ人のトリオによるジャズ。爽快感もかんじるけれど、全編にわたって、どことなく憂い、寂しさが漂う。
 
ピアノは、1フレーズ的確に表現される無機質の中に、弾き手の尋常では無いセンシティブな感覚が入魂されている。
ドラムは、色気のあるリズムを奏でる。ハットなどの細かい演出が細部にあり、聴き手を飽きさせないというか、1つのメインメロディとして独立している。
ウッドベースの深いトーンがこの曲の厚み、深遠さを醸し出している。
全体的にマスタリングがとても優れているので、曲の複雑な意味性に引きずられず、爽快な音楽体験を堪能できる。