Living is not living.

東奔西走したくはないのだけれど。

B&W P9 Signature【ヘッドホン】

自分史上最高音質のヘッドホン

 

そろそろゼンハイザーHD25より、高音質のヘッドホンが欲しいと思っていた。某専門店に電話して「10万円クラスで、iPad直挿しでも音量が取れるいいヘッドホンを紹介してください」と尋ねたところ、このB&W P9をオススメされた。

 

Bowers & Wilkins p9プレミアムヘッドフォン、ブラウン

Bowers & Wilkins p9プレミアムヘッドフォン、ブラウン

 

 

その店員さんの言うことを信じて、試聴もせずに購入。到着までおそるおそる待った。

2日後に到着して、いざ付けてみる。本体は400gと重たいが、着け心地はとても良い。今のところ3時間以上聴いても、耳が痛くなったりしたことが無い。

本体はイタリア製の革張りで、B&W社50周年モデルにふさわしい豪華?な佇まい。モデル名の「Signature」は記念モデル(50周年の)という意味だそう。

「こういう記念モデルに限って、手が混みすぎてて逆に音が良くなかったりするんだよな」と半ば思いつつ、ヘッドホンをiPadにつなげて音源を再生して見た。

ちなみに、僕はポータブルアンプや、高音質プレイヤーは使わないたち。かさばるし、あくまでもiPadに直挿しで音が良いかどうかが大事になってくる。

高域と中域、低域のバランスがいい、Coccoの「星に願いを」を掛けてみた。出だしのギターのディストーションとベース、ドラムが入ってくるポイントで、素晴らしく感動した。

低域と中域のなめらかさ、高域はエージングで改善

まず低域の出がいい。ハウジングが物理的にブルブル震えるくらい、深い音を鳴らしてくれる。ボーカル、中域もストレートに鳴っている。歪みもなく、かといって過度に補正された音でないことが分かる。高域はイマイチ出力が弱いようだ。(後でエージングで出力が上がることが分かった)

他の曲も聴いてみた、Jazzやハードロック、EDMやクラッシック。どれも素晴らしく再生能力が高い。バランスがとても良いし、気持ちの良い音を聴かせてくれる。外見に似合わず、歪みの多いハードロックも上品にならず、過激に鳴らしてくれる。クラッシックはまとまった音を原音通りに再生してくれる。Jazzに限っては、これでもかと良い音を、EDMは音質のいい低音が響いて鳴って聴かせてくれる。

ジャンルで言えば、オールマイティなヘッドホンだ。苦手なジャンルが無い。中域から低域にかけての表現は絶妙で、今まで手にしてきたイヤホン・ヘッドホンの中で一番綺麗なつながりを聴かせてくれる。素晴らしい。

1つ弱点だった、高域の出力、量もエージングが50時間を越えたあたりから、改善されるようになった。低域や中域に負けず劣らず、主張し、かといってキンキン刺さるような音では無い。ヴァイオリンの音などは、伸びるところまで伸びて、綺麗に収まる。前代のP7もエージングで音が変わった機種だというから、もう50時間、トータルで100時間聴かせたら、どんな音になるのか楽しみだ。現状でも買って良かったと、大満足の音を鳴らしてくれている。

イヤホンはSE546、ヘッドホンはB&W P9

音質は完璧、弱点が1つあるとすれば、その大きさだろう。他のヘッドホンに比べて、着けた時の見た目がかなり横に大きく見える。「ポータブル」と謳っているが、このサイズと見た目では、ちょっと外に気軽に持ち歩こうという気にはなれないだろう。ただ、それを抜かせば、このB&W P9は、10万円でも安すぎると思うくらい、本当に良い音を奏でてくれる。リストにある曲を、ほとんど全部聴き直してみたけれど、全て今までとは音質が向上して聴こえた。

余暇に他の方のレビューを見てみたが、やはり総じて評価がすこぶる高い。一点、「高域が」というのをよく目にするが、これはエージングでかなり改善されるので心配ない。

イヤホンも含めて、これまでのヘッドホンの中で一番音質の良い機種だと思っている。SHURE SE846もやはり良いけれど、音場の広さでは、やはりヘッドホンには少し及ばないところがある。

シチュエーションに合わせて、このB&W P9と使い分けていきたいと想う。

 

【追記】

最初から付いていたiPhone専用のケーブルから、ふと思って、付属の標準ケーブルに変えてみた。

そうしたところ、明らかに音質が向上した。低域はシャープに、高域はもっと伸びるようになった。やはり、いらない機能を付けた分、音の少々の劣化を余儀なくされていたのかな。ここまで、音が違うなんて、もっと早く気づけば良かった。